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My Tracks /片木希依 (jizue)

更新日:11月5日

京都を舞台に活躍する女性たちの軌跡 (Tracks)

そしてこれから

今年度より新しくスタートした "My Tracks"。今回は京都を拠点に活動するインストゥルメンタル・バンド「jizue」のピアニスト片木希依さんの軌跡とこれからについて話をうかがい、ラクエ3階のアロマテラピーサロン「モンサンミッシェル 」を編集部と訪問します。


ピアノと仲間と、流れるままに

「私の将来の夢はピアニストになることです。」

⼩学⽣の頃作⽂コンクールで書いた1⾏⽬の未来に、⾃分が今いることがとても不思議な気持ちです。 保育⼠だった⺟のピアノが家にあったことがきっかけで、4歳から近くの⾳楽教室に通うことになったのがピアノの始まりなのですが、そこで出会った先⽣⽅が素晴らしく褒め上⼿で、練習した分だけ上⼿くなり(そしてまた褒めてもらい)どんどんピアノが楽しくなっていきました。 さらに京都には公⽴の京都市少年合唱団、⾳楽⾼校があったこともあり、そこで学ぶことで⾃然と⾳楽が溢れる環境で10代を過ごすことができました。⼤学では現代⾳楽を専攻し、20歳になる頃に現在所属しているバンドjizue(ジズー)のメンバーに出会いました。 それまで⼀⼈でコンクールや戦うピアノと向き合ってきた私は、⼤好きな仲間と⾳が重なる喜びや嬉しさ、エネルギーをぶつけ合える事にすっかり魅了され、気がつけばjizueは今年で15周年を迎えます。


jizueを始めた時に「FUJI ROCK FESTIVALに出られるようなかっこいいバンドになりたい!」という漠然とした⼤きな夢を掲げ、2012年に出演させていただいたのですが、そこでmonoというバンドがニューヨークのオーケストラと共演されていたのを観た時に凄まじい演奏に⼼震えて「次はオーケストラと演奏できるバンドになりたい…!」という新しい夢ができました。 そんな⾵に、歩みを続ける中で素晴らしい景⾊や出来事との出会いがたくさんあり、次の⽬標地点が⾒つかったり、⼤事な分岐点ではそっと背中を押してくれた⼈がいたりと、流れのままにここまで辿り着いていたように思います。 振り返るともしかしたら激流を凄くサバイブしてきたのかもしれないけれど、⾃⼒で切り拓いてきた!というよりも、たくさんの必然とご縁で不思議と今の⾃分がいる感覚です。


現在はjizueとソロでピアノを弾くことを軸に、作曲、編曲、他のアーティストのレコーディングやライブへの参加、レッスンなどの形で広く⾳楽に関わらせていただいています。また、近年はインスタをはじめSNSの普及で、感覚が近しかったり波⻑が合ったりする⼈同⼠が繋がるスピードが早く、ジャンルを超えて新しいことにトライしやすくなっている実感があります。 今回コロナ禍で、⾐⾷住以外、特に芸術やエンターテイメントは在り⽅を改めて考えさせられていますが、豊かな⼈⽣にはきっと⾳楽や⼼を鮮やかにするものは必要だと思いますし、どれだけ⼼ときめく瞬間があるか、そして他者と共鳴しあえるか、jizueや私に出会ってくださった⽅の⽇々を彩ることができるよう、私⾃⾝も流れのままに⾳楽と⼈⽣を楽しんでいきたいです。


(⽂:片木希依)




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<インタビュー>


編集部:4歳の頃からピアノを習い始め、 今は⾳楽を通じて様々な創作活動をされていますが、初めてオリジナルの曲を作られたのはいつ頃ですか?


⽚⽊さん:⼩学校1年⽣です。当時通っていた⾳楽教室でジュニア向けの専⾨コースがあり、そこで初めて曲を作りました。⾃分で0から創作するというよりかは、コンクールに出るためのお題に対して作る、というものでした。


編集部:⼤⼈になり、曲作りに対する意識に変化はありましたか?


⽚⽊さん:実は私は、最近まで作曲がすごく苦⼿だったんです。jizueはギターの井上が天才的な才能を持っていて、楽曲の多くを彼が作っています。ベースの⼭⽥も秀逸なメロディセンスがあり、情景の⾒えるような曲を作るのですが、私といえば、創作活動に必要な「私の思い」を伝えることにあまり⾃信がありませんでした。


それでも30歳を機に、周りから薦めていただいたこともあり、初めてソロアルバムを作ることになりました。同世代の⼥性に響くような⾊鮮やかなイメージを表現したところ、想像以上に評価していただき、周りが求めていることではなく、⾃分の伝えたいことを表現していいんだと思えるようになりました。

初のソロアルバム 「SERENDIPITY/Kie Katagi」2016年2⽉リリース

ジャケットのイラストも同世代の⼥性アーティストsilsil が⼿掛けた。


編集部:そこに⾃信が持てたことの影響は⼤きそうですね。jizueの活動とソロでの活動はどのようにバランスを取られているのでしょうか。


⽚⽊さん:jizueは常に私の軸にあります。この5年を通じ、それぞれのメンバーがソロで活動することがjizueに還元されていると感じています。私はソロでも主にプレイヤーですが、ギターの井上は⾃⾝のスタジオを10⽉にオープンし、レコーディングエンジニアとしても活躍しています。ベースの⼭⽥はソムリエでもあるんです。

編集部:皆さん多才で、⾯⽩いメンバーですね。


⽚⽊さん:メンバーそれぞれがjizue以外に全然違うことをしていると、またみんなで集まった時に⾯⽩いものを持ち寄ることができます。⾃分たちが楽しいことを楽しくやり、jizueの⾳楽を聴いてくれる皆さんとその気持ちを共有していきたいと考えています。


編集部:活動拠点も京都と東京の⼆拠点とされていますが、京都の暮らしについてはいかがですか?


⽚⽊さん: 新型コロナの影響により、京都で過ごす時間が増えました。多くのライブが中⽌になり、⾳楽の意味など⾊々考えることも多かったのですが、逆にそれまでは年間100本ほどのライブをこなしていたため、週末はほぼ京都にはいませんでした。

ライブが無くなり京都での時間ができたお陰で、京都の友⼈と過ごしたり、新しい出会いがあったりしたことはとても良かったですね。


さらに歳を重ねるごとに京都の素晴らしさに気づき、(ちょうど取材⽇の前⽇に) 京都検定2級を申込みました。3級を取得したときに知らないことだらけだったので、奥が深くて勉強がとても⾯⽩いです。


編集部:検定を申し込まれていたとは驚きでした(笑)。京都について知ることも、⾳楽の活動に繋がるかもしれないですね。

最後に、今後の⾳楽活動の予定を教えてください。


⽚⽊さん: jizueの15周年を記念して今年の12⽉1⽇にニューアルバムを発売し、その後リリースツアーを⾏います。また、12⽉17⽇に東京でStyle KYOTO管弦楽団との共演コンサートを開催します。


編集部:コラムに書かれている、オーケストラとの共演が実現するのですね。


⽚⽊さん:はい。2年前の京都新聞創刊140周年記念の際、京都新聞主催により京都コンサートホールで実現した共演を東京でも⾏います。2年前はドラムの粉川が脱退し、jizueにとって⼤きな変化の時でした。また、東京公演については京都公演から半年後の開催を予定していたのですが、新型コロナの影響で延期となり、ようやく開催できることになりました。

そんな⾊々な経験を経たjizueとStyle KYOTO管弦楽団との共演で、私が9年前にmonoのライブで感じた⼼の震えを、東京の皆様にも感じていただきたいです。


これからは京都と東京を拠点に、海外での公演も徐々に再開していきたいですし、とても楽しみですね。


<アルバムリリース情報>

2021年12⽉1⽇(⽔)発売

jizue / 15th Anniversary Album 『Garden』


<ライブ情報>

■jizue New Album 「Garden」 release one man live tour

12⽉7⽇(⽕) 愛知 名古屋CLUB UPSET

12⽉11⽇(⼟) ⼤阪 梅⽥Shangri-La

12⽉20⽇(⽉) 京都 KYOTO MUSE

アルバムジャケット


■-jizue 15th Anniversary Specialjizue-

orchestra with Style KYOTO管弦楽団

12⽉17⽇(⾦) 東京 ヒューリックホール


詳細はjizueのwebサイトをご確認ください。

https://www.jizue.com



片木希依 × モンサンミッシェル

ラクエ2階「モンサンミッシェル 」を訪問。セラピストであるスタッフの方からお店について紹介していただきます。


片木さん:本日はよろしくお願いします。私はアロマテラピーのトリートメントを受けることは初めてなので、色々教えていただきたいです。まずは、こちらで人気のメニューは何でしょうか。


スタッフ:ボディ(全身)の80分と100分のコースが人気です。オプションでヘッドケアを追加される方もいらっしゃいます。

注)現在店内ではスタッフはマスクを着けて接客を行なっております。


スタッフ:私たちのサロンでは、トリートメントに使用する精油(エッセンシャルオイル)にこだわりがあります。フランスの薬局から生産者と材料を厳選した40種類のオイルを仕入れています。フランスでは、植物から抽出される精油を芳香剤としてだけでなく、美容や治療などに利用しています。精油を使用した治療は、日本だと漢方薬に近い感覚ですね。


片木さん:40種類の精油を用意されているとは驚きです。それを使ってトリートメントをされるのですね。


スタッフ:施術を行うアロマセラピストたちは、アロマトリートメントをはじめ、解剖生理学や精油理論、症状別のアプローチ方法やコンサルテーションなど、多くのことを学んでいます。セラピストが精油を使用した施術を行うことで、お客様の心と体を癒し、不調を軽減させることを目指しています。


今回片木さんにはハンドとヘッドの施術を体験していただきます。個室にご案内しますので、そこで精油の香りを選んでいただきます。

片木さん:40種類のうち半分以上が初めて見る名前です。どれを使用すればいいでしょうか。


スタッフ:お客様のその日の気分や体の状態をカウンセリングでうかがい、いくつか香りを選んでブレンドします。片木さんの最近の睡眠状態や、疲れの感じ方はいかがでしょうか。


片木さん:今はちょうど家の引越し作業で疲れているのですが、眠りが浅くなっていますね。


スタッフ:活動的になる交感神経が優位になり、リラックスできていないのかもしれないですね。それではネロリなどいかがでしょう。

片木さん:癒されるいい香りですね。


スタッフ:香りを嗅いでみて、嫌でなければトリートメントに使用できます。ほかに、片木さんのお好きな香りはありますか?


片木さん:好きな香りは柑橘系です。


スタッフ:柑橘系ではベルガモットがおすすめです。副交感神経を優位にし、リラックス効果があります。

紅茶のアールグレイの香りに使用されています。


片木さん:(嗅いでみて)これは好きな香りです。安心感があり落ち着きます。何種類の香りを選べるのでしょうか。

スタッフ:ハンドだと2種類くらいですね。長時間の施術だと、薄めるベースオイルの量が多くなるので5種類くらいを使用します。


片木さん:組み合わせの相性が悪い精油もあるのですか?


スタッフ:それはありませんが、お客様の自然治癒力を高めるために、組み合わせて相乗効果が得られるものを選びます。ベルガモットですと、安息香が合いますよ。


片木さん:ここにあるの中で唯一漢字を使用した名前ですね。とてもいい香りです。


スタッフ:それでは今回はベルガモットと安息香を使用しましょう。施術はベッドに寝ていただいた状態で行います。

片木さん:トリートメントによりアロマの成分が体に入っていくのでしょうか。


スタッフ:はい。香りを出す成分が皮膚を通って血管に入り、血液と一緒に必要なところに届きます。また、鼻を通じて脳へも届けられます。嗅覚は、人間の脳内にあり理性をつかさどる部分である大脳新皮質に働きかける味覚などと違い、本能をつかさどる大脳辺縁系という部分に直接働きかけます。

ですから香りは、好き嫌いといった感覚がはっきり区別されます。大脳辺縁系には自律神経の中枢があるため、そこをダイレクトに刺激することで自律神経を整える芳香療法を行うことができます。

片木さん:リラックスして少し眠くなってきました。


スタッフ:手はリラックスするつぼが多く、トリートメントで寝てしまわれる方は多いですよ。

次にヘッドケアは、ゆっくり頭皮の凝りをほぐしていきます。

片木さん:ありがとございます。ハンドもヘッドも施術中いい香りに包まれて、とても気持ちがよかったです。体がぽかぽかして、手が白くなった気がします。


スタッフ:血流がよくなると肌が白くなるんですよ。さらに、ベースオイルはホホバオイルとマカダミアナッツオイルをブレンドしたものなので保湿効果もありますよ。


施術の後はハーブティーを召し上がっていただきます。今回お出しするのはエキナセアやレモンバーベナなどをブレンドした「コンディション クレール」という、毒素を排出し、免疫力を高める効果が期待できるお茶です。バタフライピーも入っているため、青い色が特徴です。

片木さん:パッケージのデザインがとてもオシャレです。


画像商品/ (左)ルイボス (右)コンディション クレール


スタッフ:ありがとうございます。ハーブティーは6種類ご用意があり、ローズとイチゴをブレンドしたルイボスティーが飲みやすいと評判です。


片木さん:こちらのスプレーのパッケージのイラストも素敵ですね。

画像商品/アロマミスト ハイジェニックドロップ


片木さん:ギフトにしても喜ばれそうな商品ですね。

今日はトリートメントとハーブティーのお陰で、短い時間でしたが滞りがスッキリしました。


スタッフ:最近は新型コロナの影響もあり、内に向き合うことが多い環境にあります。そんな時はアロマの力で明るく前向きに、幸せな気持ちになっていただきたいですね。片木さんの音楽の力と似ている部分があるのかなと思います。音楽もアロマも、衣食住にプラスして日々の暮らしを豊かにしてくれるものではないでしょうか。


片木さん:私もそう思います。本日はいい時間を、ありがとうございました。


インタヴュアー:地野 裕子 / ルゥルゥ商會

ライター:澤田香織 / YEBISU DESIGN

写真:本多輝正 / LOODY




片木さんに紹介していただいたお店



モンサンミッシェル


落ち着いた雰囲気のなか非日常感を味わって頂けるアロマテラピーサロンではフランスの医療で使用している精油をお客様の体質一人一人に合わせブレンドし、トリートメントいたします。本格アロマテラピーからクイックボディケアやフェイシャルなど幅広い年齢層の男女共にお受け頂けるメニューを多数そろえております。

フロア:3F

業種 アロマテラピーサロン

T E L 075-708-7570

営業時間 10:30-20:30

URL

https://www.montsaintmichel.jp/

ラクエショップページhttp://laque.jp/shops/montsaintmichel.html




片木希依(かたぎきえ)

ピアニスト/作曲家

京都出身。4歳よりピアノと作曲をはじめ、現在インストバンドjizueのピアニスト、Kie Katagiソロ名義で活動中。2017年にビクターよりメジャーデビューし、フジロックや大型フェス、国内は勿論海外での催しにも多数出演。CM・映像音楽制作も手掛ける。


jizue : https://www.jizue.com/





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